ナニワ金融道から学ぶ
街金の実態を知るには、漫画「ナニワ金融道」がうってつけです。全巻無料で読めるので、買う必要はありません。漫画の時代背景は昭和ですが、令和の今でも十分に通用します。
この漫画から学べることは沢山あります。まずは借金はするべきではないということ。不思議なことに、お金を持っている人のところには銀行から「是非借りてください」とお願いされます。逆にお金が無いところには「借りてください」というお願いは来ません。本来なら逆ですが、担保がある人にお金を貸したいのは当然ですね。
次に、手形のやり取りはするべきではないということ。2026年で約束手形の制度は廃止されるので良い流れだと思います。
最後に、自己破産という手段があるということ。自己破産の申請をすると、借金返済の催促がピタリと止みます。昭和のオラオラの借金取りでも自己破産には手も足も出ません。また、自己破産したからといって人間の尊厳がなくなるかといえば全くそうではありません。
街金で借りる人は普通の人ではないというのが「ナニワ金融道」で登場する金融屋の考えです。本人が返せないなら不動産を占拠したり家族に支払わせるように仕向けたりと、法律ギリギリの線を攻めます。
お金が無くてどうしようもないときは、街金に飛び込むのではなく、一旦この漫画を読んでみることをおすすめします。それでも借りるというなら仕方ありませんね。